田園の中のお屋敷の料理人

…というGWをすごしたみゆです。
GWの後半は夫の実家に行ってきました。
夫の両親は銀行員＆先生ですが、5月のこの時期は一家総出で「田植え」なのです。

先祖代々同じ土地に住みつづけ、先祖代々に伝わる田や山を守りつづける生活をしてきた土地が夫の地元。当然、夫の両親の世代も田植えを続けるのです。

みんなが田植えをしている間、田植えのことはわからない私はおさんどーん。このために集まった人たち14人分のごはんをつくりました。
いやー、久々に大量のごはんを作れて楽しかったです。
なにしろ、素材は家の畑でとれたばかりの野菜に自家製味噌、極上のお肉（和牛の名産地に近い）。これは腕がなりますって！　
夫が偏食なので、普段はいろんな料理を作れないんだけど、このときとばかりに作りまくり。夫の家族や親戚にも喜ばれ、私も普段のうっぷんを晴らせて一石二鳥です。

夫の地元はほんとーに田舎〜なんですが、田舎にしかない風景というのもあるわけで。
空を映す水田に浮かぶ緑の苗。山あいに広がる棚田。どこまでも続く新緑の森。道端に咲き誇る菫。小川のせせらぎと蛙の鳴き声。
ここにくると都会でしなびた心も癒されます。
田植えが終わったばかりの田にお日様の光がさんさんとふりそそぐ景色は、それはきれいです。こんなに自然に恵まれた国に生まれたことを心から感謝したくなります。

こんな理由と、なにより夫の両親が大好きなので、里帰りはいつも楽しみです。むしろ夫よりも楽しみにしてるかも。
こんどは夏、帰れたら帰りたいなあ。